インフルエンザの症状
インフルエンザと“かぜ”(普通感冒)とは、原因となるウイルスの種類が異なり、通常の“かぜ”(普通感冒)はのどや鼻に症状が現れるのに対し、インフルエンザは急に38〜40度の高熱がでるのが特徴です。
さらに、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く、これらの激しい症状は通常5日間ほど続きます。また、気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のない高齢者や乳幼児などは命にかかわることもあります。
インフルエンザは突如、強烈な流行が発生することが特徴です。「スペインかぜ」「香港かぜ」など世界的に大流行し多くの死者を出したインフルエンザもあります。
健康な人もインフルエンザにかかると本人が苦しい思いをするだけでなく、ウイルスをまき散らして周囲の人に感染する原因にもなります。
厚生労働省発表のインフルエンザ感染と予防法
通常のインフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染:感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染。
接触感染:感染した人がくしゃみや咳を手で抑えた後や、鼻水を手でぬぐった後に、机やドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスが付着しますが、その付着したウイルスに健康な人が手で触れ、その手で目や鼻、口に再び触れることにより、粘膜・結膜などを通じてウイルスが体の中に入り感染。
新型インフルエンザの予防
咳、くしゃみの際は、ティッシュ等で口と鼻を被い、他の人から顔をそらすこと
使ったティッシュは、直ちにゴミ箱に捨てること
咳やくしゃみ等の症状のある人には必ずマスクを着けてもらうこと(個人が使用するマスクで最適なのは、不織布製マスク(フィルター効果が高い)です。
咳やくしゃみをおさえた手、鼻をかんだ手は直ちに洗うこと。